学会長挨拶


学会長 高見由美
学会長 高見由美

 

大きな時代の変化の中で、島根県理学療法士会も組織再編、ミッションビジョンの明確化、会員の皆様が主体的に関わることができる、共に成長できる仕組みづくりを行ってきました。

それに追随する形で、この県学会も規模を変え、形を変え、島根県理学療法士会の顔として誇れる学術集会にまで成長しました。

 

2023年5月20,21日に第20回島根県理学療法士学会を出雲の地で開催します。

第20回という節目の大会であり、テーマを

 

「ともに育む」~これまでと、これからの理学療法と私たち~

 

とし、様々な領域・世代の方と今までを振り返り、そして未来を育む貴重な機会となるよう企画しました。

 

職域拡大が叫ばれる昨今、医療・介護保険領域における理学療法だけでなく、ヘルスケア、介護予防、スポーツ分野など様々な領域で理学療法士が活躍しています。

しかし、地域支援体制構築の中で様々な職種と共働が必要な分野への進出は現状、十分とは言えません。

求められる領域は今後も拡大し、役割も多様化してきています。

 

今回は、終末期・小児・栄養領域で活躍する方々をお招きし、ともに育むきっかけづくりを目指します。

また、リハビリテーションを取り巻く環境が大きく変化しているだけでなく、社会全体における暮らしや働き方に対する考え方も大きく変化してきました。

このような時代を生きる皆さんも、キャリアとは何かということに対して考えることも多いのではないでしょうか。

キャリアを考えるということは、より良き未来に進むことだと思います。キャリアという未来をこれから共に育みましょう。今回は理学療法士のこれまでを振り返り、理学療法士としての自身のキャリアを育める機会としました。

 

子育て世代の女性就業率全国一の島根県は働きながら子育てをする理学療法士の割合も全国一といえます。子育てしながら働く療法士の皆様やオフィシャルな印象がつよく、現地参加しにくいと感じる方も是非ご参加いただけるよう、今回もハイブリッド開催とし、共に学べる機会となればと思います。

 

皆様の本学会へのご参加を心よりお待ちしています。